緊張感や集中力を生み出すためには

はじめに

ノルアドレナリンとは、神経伝達物質(ホルモン)の一種です。

ドーパミン、セロトニンと並んで3大神経伝達物質呼ばれています。

自律神経にはたらきかけ脳や体を覚醒させます。

ストレスに反応して分泌されます。

動物が危険を感じて戦うか逃げるかを判断するアドレナリンと少し似ていますが

ノルアドレナリンはとくに精神や人間関係、環境ストレスに反応します。

この、ノルアドレナリンがアドレナリンと大きく異なる点は

ノルアドレナリンがほどよく分泌されることによって

できどな緊張感を持たせ、集中力やパフォーマンスを向上させるという点です。

また、経験したストレスを学習、記憶して再び同じストレスを受けたとき、順応させる効果もあります。

わかりやすくいうと・・・

新人俳優がデビュー作ではガチガチに緊張してしまい・・・

ぎこちない演技しかできずに終わったものが

場数を踏んでいくと慣れてきて素晴らしいパフォーマンスを見せることができる!

といったところです。

大事なプレゼンに試験や面接・・・

こんな場面では緊張しすぎずそつなくこなしていきたいものですね(*_*;

ノルアドレナリンの分泌がバランス良くおこなわれていれば

ストレス耐性や判断力が養われ危機的状況に強く、

リーダーシップも発揮しやすくなります。

「性格形成ホルモン」とも呼ばれます。

今回はノルアドレナリンについてシェアしていきましょう。

ノルアドレナリンの働き

 

ノルアドレナリンが分泌されることで以下のような作用があります。

  • 覚醒作用
  • 心拍数・血圧の上昇
  • 身体を緊張・興奮状態にする
  • 注意力や集中力、判断力、作業効率を高める
  • 物事へのやる気・意欲を高める
  • 緊急時には痛覚を遮断させる
  • 長期記憶、学習能力を高める
  • ストレスの耐性を強める
  • 食欲の低下、便秘
  • アドレナリンの分泌

ストレスに反応して、緊張感や集中力を生み出す

 

  • 我々人間にとってのノルアドレナリンは、自律神経系のうち、交感神経系を興奮させる働きを持ち、脳と体を覚醒させる作用と、環境や対人、精神などから受ける『ストレス』に対応する作用などがあります。
  • 仕事や対人関係においては、ノルアドレナリンの適度の分泌が適度の緊張感を与え、意欲や集中力を高めます。また、温度や湿度、騒音と言った不快なものに反応し、避けるように行動します。

ストレスを学習して順応する働きも

  • ノルアドレナリンには、体験したストレス状態を学習して、そのストレスに順応させる作用もあります。
  • 例えば、研究レポートの発表や仕事のプレゼンなどで、初めて大勢の人の前で話をしなければならない未知の体験をするとき、最初は誰でもノルアドレナリンが沢山分泌されて、高い緊張状態を生みますが、何度も繰り返し同じ経験をすることで、次第に場に慣れて緊張しなくなっていきます。

適度な分泌は高パフォーマンスに繋がる

 

  • ノルアドレナリンの分泌バランスが取れていれば、物事の判断力に優れ、ストレスへの耐性が強く(我慢強い)、危機に立ち向かう率先した行動が取れ、リーダーシップも発揮しやすい状態、いわば「理想的な人物像」に近い状態を作り出すことができます。そのため、ノルアドレナリンは「性格形成ホルモン」などと言われることもあります。

ノルアドレナリンとアドレナリンの違い

 

  • 興奮した時に分泌されるホルモンの代名詞とも言える「アドレナリン」は、映画や歌のタイトルにも使われるほど広く一般に知られた言葉ですが、似たような働きをしていて、名前も似ているノルアドレナリンとアドレナリンにはどういった違いがあるでしょうか。
  • アドレナリンとノルアドレナリンはドーパミンと共にカテコールアミンという化学物質系に属し、これらの物質は、チロシンというアミノ酸が原料になっています。
  • 二つの物質の大雑把な違いとしては、
    • アドレナリンは主に肉体(筋肉や血管)に作用して、運動能力を高める
    • ノルアドレナリンは脳(精神)に作用して、感情の昂ぶりやイライラなどを生み出すという点です。

 

ノルアドレナリンが不足すると?

  • ノルアドレナリンが不足すると、仕事や学習の効率低下、注意力が散漫になる、外部からの刺激に鈍くなり、意欲や判断力が低下、無気力、無関心となり、いわゆる抑うつ状態の症状が現れます。
  • 一時的な落ち込みは誰にでもあることですが、強いストレスにさらされる続けるなどした結果、何らかの原因でノルアドレナリンが継続的に不足するとうつ病をはじめとした精神疾患、メンタルヘルスの原因ともなります。
  • 一方、ノルアドレナリンの不足は身体的な症状としても現れます。ノルアドレナリンは交感神経系との関わりが深いため、ノルアドレナリンが不足すると低血圧、貧血、めまいや立ちくらみなど起こしやすくなります。
  • また、自律神経系の働きが乱れから、起床後の交感神経系への刺激が弱くなりやすいため、「朝が辛くて起きられない」、「夜は寝付きが悪い」と言った特徴を伴う起立性調節障害という病気を起こすこともあります。

ノルアドレナリンが過剰だと?

  • ノルアドレナリンは分泌されることで意欲や集中力を高める反面、攻撃性や恐怖感、不安やイライラなど、ネガティブな感情も増幅する作用があるため、ノルアドレナリンが必要以上に分泌されると神経が昂ぶり、イライラしやすく、落ち着きがなくなり、キレたり攻撃的になりやすくなります。

ノルアドレナリンを増やすには

  • ノルアドレナリンの原料はタンパク質に含まれる、フェニルアラニン、チロシンと言ったアミノ酸です。これらは牛乳、大豆、魚の赤身などに含まれています。また、これらのアミノ酸を分解、吸収するにはビタミンB6や鉄分などが使われます。
  • 良質なたんぱく質、ビタミンやミネラルの豊富な食材をバランスよく食べることで、ノルアドレナリンの原料を補給出来るでしょう。

ノルアドレナリンの主な効果と作用

脳を覚醒させる/心拍数を上げる/血圧を上昇させる/消化器官の働きを抑制する/瞳孔を拡大させる/痛覚を鈍くする/判断力を上げる/注意力を上げる/集中力を上げる/筋肉などの機能を高める/記憶力を向上させる/ストレスへの順応/ストレスへの耐性/抗うつ作用/性格を形成する

  • ノルアドレナリンの分泌はストレスに反応して起こります。
  • これは元々は、生物が自然界で何らかの危険を察知した時に交感神経系を刺激して、瞬時に様々な状況判断を行いつつ、肉体を効果的に動かすことが出来るようにするための仕組みです。
  • 生命の危機に瀕した時、寝ぼけ眼では生存することはできません。
  • ストレスを感じてノルアドレナリンが分泌されると、体中に血が巡り脳が一気に覚醒します。
  • この時、筋肉に酸素や栄養を送るために心拍数血圧は上昇します。
  • 血液が筋肉や脳に集中するため、消化器官の働きは抑制され、排泄している場合ではないので排泄もやはり抑制されます。
  • また、より多くの情報を取り入れるために瞳孔は拡大します。
  • 多少の傷みで体の動きを止めるわけにはいかないので、痛覚を遮断して痛みに鈍感になります。
  • 敵と相対している場合、その敵と戦うか、逃げるかを判断するため、集中力判断力を向上させ、同時に肉体のパフォーマンスを最大限引き出せるよう、筋肉などの機能が向上します。
  • また、脅威をいち早く発見するために、注意力も普段より強く働きます。

ストレスへの順応と耐性の効果も

 

  • ノルアドレナリンが分泌されてストレスに体が反応する一方で、ストレスが脅威ではないことを学習・認識すると、そのストレスに対して順応するようになります。
    拾われてきた猫が最初は怯えていたが、次第に飼い主に慣れていくような感じです。
  • 現代社会では、弱肉強食の自然界で繰り広げられるような「生命の危機」に瀕するような状況には中々遭遇することはありませんが、人々は日々様々なストレスを受けながら過ごしています。
  • そうしたストレスへもノルアドレナリンは反応しますが、徐々に順応していきます。
  • 例えば、人前でのスピーチで過度の緊張をしてしまうなど、苦手意識を持つものでも、経験を積んでいくうちにストレスに順応していきます。
  • 人は本来、経験したことがないことには躊躇して二の足を踏みがちですが、様々ストレスを経験しストレスへ順応していくことで、未知のストレスへの耐性もつくようになります。
  • ストレス耐性がつくと、我慢強く何事も率先してリーダーシップを発揮することが出来る様になります。
  • ノルアドレナリンには安定した性格を形成する『性格形成ホルモン』と言う一面もあるのです。

適度の分泌で抗うつ作用も

  • ノルアドレナリンはゲームや運動、恋愛などによって適度に分泌されることで人の意欲や向上心、探究心などを刺激して、いわゆる「血気盛んな状態」になります。
    つまり、ノルアドレナリンが分泌されることで、「やる気」が生まれているのです。
  • 逆に、ノルアドレナリンが分泌されない、または不足すると、やる気がでない状態、つまり抑うつ状態になります。
  • ノルアドレナリンが適度に分泌ような生活を送ることで、抑うつや気分の落ち込み、無気力などを抑える抗うつ作用を得ることができます。

まとめ

  • ノルアドレナリンが良い効果を生むときはバランス良く分泌されていることが条件です。
  • 不足してしまうとストレスに弱くなります。
  • ほかにも、やる気や物事への関心がなくなる、ぼーっとする注意力や判断力が落ちてしまいます。
  • 継続すると、うつ病になります。
  • 不足する原因としては「逃げ場の無い、長い期間のストレス」が多いです。
  • 職場や学校などで嫌な上司や先生がいてもその環境を変えることはむずかしいです
  • そうしたストレスが続くことによって、いつの間にかノルアドレナリンが減っていくのです。
  • 逆に過剰に増えすぎてしまうと、攻撃、感情的になりやすくなってしまいます。
  • 先ほどもいいましたが、大切なのはバランスです!
  • バランス良く分泌する手助けになるホルモンがあります。ずばりセロトニンです。
  • ノルアドレナリンと並ぶ3大神経伝達物質のひとつでしたね。
  • この3つは互いに影響しあいます。セロトニンを増やすことでノルアドレナリンが不足および過剰になるのを防ぎます。
  • セロトニンを増やすには規則正しい生活がイチバン!
  • それから、ストレスを減らすことです。
  • 好きなことに没頭できる時間を少しでも作ってください。運動もおススメ!運動はストレス解消耐性をつける効果が期待できます。
  • てきどな睡眠も欠かせません。睡眠不足の状態ではストレスを受けやすいです。なるべく午前12時までにはベッドに入り6~8時間は睡眠をとりましょう。
  • 食生活も見直しましょう!肉、野菜、魚・・・とバランス良く栄養を摂るのは大前提ですがフェニルアラニンチロシンはアミノ酸の一種でノルアドレナリン増加に効果的です。
  • フェニルアラニン、チロシンともに多く含まれている食品は牛乳、大豆、かつおです。やる気が無い・・・と感じたらこれらを積極的に食事に取り入れてみてください。
  • ちなみに、これらを多く含む食物を食べすぎてしまってもノルアドレナリンが過剰に分泌されることはありません。安心して食べてOKです
  • なにかとストレスの多い現代社会ですが頑張るときリラックスするときメリハリつけて、乗り切りましょう

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